
陽はまた昇る。当然のことだけど、その当然のことにありがたさを感じる今日この頃。今年も一年を振り返る季節を迎えた。僕は氷結した桧原湖の上をスノーシューを履いて歩いていた。夏は湖面に浮かぶ小さな島がこの季節は白い丘になっていた。空が白み始め、やがてゆっくり陽が昇る。「あぁ、今日という日がまた始まるのだな」と思った。今日(こんにち)の地球と太陽の関係がいつ頃から始まったのか定かではないが、神が作り給うた大自然の営みの第一日目の朝はいったいどんなふうだったのだろう?そして昇る陽を意識して初めて見た人類は誰だったのだろう?そのとき、彼、或いは彼女は何を感じたのだろう?明日への希望を胸に抱くことはできたのだろうか?現代に生きる僕等は果たしてどうだろうか?とにかく毎日、陽は新しい朝を連れてくる。
生出道憲 oide michinori
1961年12月28日宮城県生まれ。福島県会津地方及び中通りなどを中心に活動をするちょっと謎めいた自然・風景写真記録人。




























